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王雲五 おううんご

大辞林 第三版の解説

おううんご【王雲五】

1888~1979) 中華民国の出版事業家。広東省出身。字あざなは岫廬しゆうろ。上海商務印書館編訳所長。「万有文庫」や辞典を編纂出版し、四角号碼しかくごうま検字法を発明。1949年台湾に移り、行政に参与し、財政と教育改革に尽力。ワン=ユンウー。

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百科事典マイペディアの解説

王雲五【おううんご】

現代中国の出版人,編集者,言語学者。広東省の人。国民大学教授,《北平民主日報》編集者をへて,1912年,臨時大統領となった孫文の秘書となり,1920年以後上海(シヤンハイ)商務印書館の編訳所所長。

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世界大百科事典 第2版の解説

おううんご【王雲五 Wáng Yún wǔ】

1887‐1979
中国,民国時代における文化界,出版界の大立者。字は雲五,小字は日祥,名は之瑞,筆名は岫盧(しゆうろ),出岫。広東省香山県(現在の中山県)の人。呉淞(ウースン)中国新公学で,胡適,朱経農らに英語を教え,1912年臨時大統領に就任した同郷の孫文の秘書となる。国民大学(のち中国公学大学部,中国大学と改称)教授,《北平民主日報》編集者を経て,20年商務印書館編訳所所長,30年同総経理となる。この間,四角号碼検字法と図書分類法を考案,《公民叢書》《万有文庫》《叢書集成》《王雲五大詞典》を編纂する。

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世界大百科事典内の王雲五の言及

【四角号碼】より

…漢字の〈よすみの番号〉による検索法。1925年に中国の王雲五が考案した。その後,多少の改訂が施され,今日最も広く利用されている商務印書館発行の《新華字典》に見える解説が最も新しい。…

【商務印書館】より

…編集部を重視して小学,中学の教科書出版によって基礎を固め,《東方雑誌》(1904創刊)《小説月報》等の雑誌を発刊,また《辞源》《中国人名大辞典》などの工具書,実用書から文学に及ぶ広範囲の出版で各層の需要を満たし,他に先がけて新しい印刷技術を輸入するなどして出版界の筆頭にのしあがり,一時は1日1冊をモットーに中国出版物の半分を占めるほどの勢力を誇った。民国期のこの社の代表的人物は張元済と王雲五である。張元済は早くから編訳所所長として編集に腕を振るい,おもに古典籍の整理復刻を行った。…

【百科事典】より


[近代的百科の誕生]
 最後に述べておかねばならないのは,辛亥革命以後の動向である。この時期,西欧風の百科事典への志向は,《ブリタニカ百科事典》を読破していた王雲五によって始められた。それは結局,百科事典という形態をとらなかったけれども,彼の意図は叢書という形で達せられた。…

※「王雲五」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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