王領植民地(読み)おうりょうしょくみんち(その他表記)Royal Colony

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「王領植民地」の意味・わかりやすい解説

王領植民地
おうりょうしょくみんち
Royal Colony

イギリスが新大陸アメリカにつくった国王直属の植民地。ほかに自治 (特許) 植民地,領主植民地の2種がある。 1660年の王政復古後,王権の基盤として植民地の王領化が進められ,さらにイギリス重商主義体制の確立のためこれが促進された。バージニア (1624) ,ニューハンプシャー (80) ,ニューヨーク (85) ,マサチューセッツ (91) ,ニュージャージー (1702) ,サウス,ノース両カロライナ (29) ,ジョージア (52) は,それぞれの年に特許植民地,領主植民地から王領植民地に変更されている。統治機構としては国王,枢密院,通商拓植院,総督,郡役所があり,これに対し植民地内では植民地人から選出され,立法,課税,歳出などの広範な権利をもつ植民地議会があった。植民地と本国の対立が深まるにつれて,植民地議会と総督は直接相争うことになり,アメリカ独立革命中,各邦憲法の制定により消滅した。

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