球形建築(読み)きゅうけいけんちく(その他表記)Kugelbau; spherical building

精選版 日本国語大辞典 「球形建築」の意味・読み・例文・類語

きゅうけい‐けんちくキウケイ‥【球形建築】

  1. 〘 名詞 〙 球形を主体にした建築。一七七〇年頃、フランスの建築家C=N=ルドウが唱えたのに始まる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「球形建築」の意味・わかりやすい解説

球形建築
きゅうけいけんちく
Kugelbau; spherical building

球を主題とする建築。建築という人間の生活に基盤をおく分野にとって,現実をほとんど捨象しない限り成立し得ないかにみえる純粋形態としての球は,魅力ある存在である。これに挑戦したプロジェクトとして今日知られているのは 18世紀末の C.ルドゥーの農場管理人の家と,E.ブレのニュートン記念堂である。しかし球形の建築は外部としては純粋形態であっても,現実にはその内部に人間の歩行のための平坦な平面をとる宿命から逃れることはできない。現代においては R.フラーが,そのジオデシック・ドームの概念において球形の建築の追求者となった。現実には博覧会建築において多くの実現 (第3回パリ万国博覧会,1900,モントリオール万国博覧会アメリカ館,67など) をみており,日本では長谷川逸子の藤沢市湘南台文化センター (89) にオーディトリアムを入れる形で実現されている。

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