琴の緒絶ゆ(読み)コトノオタユ

デジタル大辞泉 「琴の緒絶ゆ」の意味・読み・例文・類語

琴ことの緒お絶た・ゆ

《中国の春秋時代、琴の名人伯牙はくがが、友人の鍾子期しょうしきが死んだとき、もはや自分の琴を理解する者がいないと言って琴の緒を絶ち、生涯琴を弾かなかったという「呂氏春秋」本味の故事から》親友・知己に死別するたとえ。琴の緒を断つ。
「―・えにし後より」〈源・横笛〉

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精選版 日本国語大辞典 「琴の緒絶ゆ」の意味・読み・例文・類語

こと【琴】 の 緒(お)絶(た)ゆ

  1. ( 中国、春秋時代の伯牙(はくが)が、自分の弾く琴をよく理解していた親友鍾子期(しょうしき)の死を嘆いて、琴の弦を切り再び琴を弾かなかったという「呂氏春秋‐本味覧」などに見える故事から ) 親友、知己に死別することのたとえ。琴の緒を断つ。
    1. [初出の実例]「ことのをたえにし後より、昔の御わらは遊びの名残りをだに思ひ出で給はずなん成りにて侍へめる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)横笛)

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