琴心(読み)きんしん

精選版 日本国語大辞典 「琴心」の意味・読み・例文・類語

きん‐しん【琴心】

  1. 〘 名詞 〙 琴をひいて相手に心をかよわせること。また、その心。琴意
    1. [初出の実例]「琴心(キンシン)終不挑、之月亦之花」(出典評判記野郎虫(1660)山本琴之介)
    2. [その他の文献]〔史記‐司馬相如伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「琴心」の読み・字形・画数・意味

【琴心】きんしん

琴の音に心情を寄せる。〔史記、司馬相如伝〕酒(たけなは)にして~琴を奏せしむ。~相如辭謝し、爲に鼓すること一再行。是の時~(卓)君、新たに寡(くわ)にしてを好む。故に相如、繆(いつは)つて令と相ひ重んじ、琴心を以て之れに挑む。

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