瑟瑟座(読み)シツシツザ

デジタル大辞泉 「瑟瑟座」の意味・読み・例文・類語

しつしつ‐ざ【××瑟座】

仏像台座の一。角形の材を井桁いげた状に積み重ね、立面中央がしぼられた形にしたもの。磐石ばんじゃくを象徴し、不動明王に用いられる。

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精選版 日本国語大辞典 「瑟瑟座」の意味・読み・例文・類語

しつしつ‐ざ【瑟瑟座】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「瑟瑟」は珠玉の名 ) 仏像の台座の一種岩座変形で、長方形の材を組み合わせ積み上げた形のもの。主に不動明王の台座に用いる。
    1. [初出の実例]「不動〈中方〉周丈六、坐瑟々座」(出典東宝記(1352)一)

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世界大百科事典(旧版)内の瑟瑟座の言及

【台座】より

…(3)岩座(いわざ) これは岩石の形に造った台座で,朽木を岩に見立てて用いることもあり,朽木座の称もある。岩座の系統に属するものに洲浜座や瑟瑟座(しつしつざ)がある。瑟瑟座は珠玉を指す。…

※「瑟瑟座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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