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環境エネルギー問題(中国の) かんきょうえねるぎーもんだい/ちゅうごくのかんきょうえねるぎーもんだい environmental energy issues

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知恵蔵2015の解説

環境エネルギー問題(中国の)

中国は、世界最大の人口を持ち、広大な国土で進められる急速な経済発展は、深刻な大気汚染東アジアへ越境する酸性雨、米国に次ぐ二酸化炭素排出量など、深刻な環境影響を引き起こしていると共に、地球規模のエネルギー危機を引き起こしかねない。中国は米国に次ぐ世界第2位のエネルギー消費国。石炭がその7割を占め、過去10年平均で年率約4%増加している。また、世界第2位の電力消費はさらに速いペースで、過去10年平均で年率8%程度で伸び、石炭火力が8割を占める。脱石炭のために、三峡ダム開発(2009年完成予定、総出力1820万kW)や、20年までに20基・出力3600万kWもの原子力開発計画もある(04年末9基・出力701万kW)。石油も1993年に純輸入に転じて以来輸入量が急増し、03年の9300万tから20年には2.3億tになるとの予測がある。その主因の1つが自動車の急増で、民間の自動車保有台数は03年で2383万台と3年間で774万台・5割増の勢いで増えている。気候変動枠組み条約には参加しているが、先進国の責任を主張し、1人当たり排出量で国際水準に達する以前での排出目標には反対姿勢。一方、CDM受け入れや再生可能エネルギーには積極的で、05年11月には「自然エネルギー2005国際会議」を主催し、自然エネルギー促進法の施行と、20年までに1次エネルギーの15%を自然エネルギーとする目標を発表した。

(飯田哲也 環境エネルギー政策研究所所長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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