環境地質学(読み)かんきょうちしつがく(英語表記)environmental geology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「環境地質学」の意味・わかりやすい解説

環境地質学
かんきょうちしつがく
environmental geology

地球を人間環境の立場から地質学的に研究する学問分野。範囲は未確定。地質学的研究成果に基づけば,地球の表面太陽エネルギーによる陸地浸食運搬堆積作用によって変化していき,一方地中の熱エネルギーにより火山,地震現象だけでなく,数億年周期の造山輪廻による変動が認められる。この過程の現時点が現実の自然環境である。自然環境を活用するとともに,科学技術の発達,都市化などによる環境汚染や環境破壊を防ぐことを,地質学的見地から総合的に研究しようとする。 (→応用地質学 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android