日本大百科全書(ニッポニカ) 「瓊山」の意味・わかりやすい解説 瓊山けいざん / チェンシャン 中国南部、海南(かいなん)省の海南島北東部にある海口(かいこう)市の市轄区。人口47万9960(2010)。漢代に開けた瓊州の地で、古くは海南島の門戸として栄え、また蘇東坡(そとうば)(蘇軾(そしょく))など宋(そう)代の高官の流刑地ともなった。中華人民共和国成立以後、北部に海口市が置かれたため瓊山の領域は縮小した。2002年海口市に編入され、その市轄区となった。付近には五公祠(ごこうし)、鶴山洞(かくざんどう)、瓊台書院などの名勝旧跡がある。[青木千枝子・河野通博・編集部 2016年12月12日][参照項目] | 海口 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「瓊山」の意味・わかりやすい解説 瓊山【けいざん】 中国,海南省北東部の都市。1994年,瓊山県を廃し,瓊山市が設立された。2002年海口市に吸収され瓊山区になった。古名崖州,瓊州。省内政治・文化の中心をなす。商業・交易は外港の海口を中心に行われる。39万人(2014)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報