瓜期(読み)かき

精選版 日本国語大辞典 「瓜期」の意味・読み・例文・類語

か‐きクヮ‥【瓜期】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国春秋時代、斉の襄公が、瓜の熟する陰暦七月の頃を、ある地方守備隊任期の変わり目にしたという、「春秋左伝‐荘公八年」に見える故事から ) 任期の満了すること。任務を交替する時期瓜時
    1. [初出の実例]「官人の他郷の役に倦て、故国へ還る悦の時を、瓜期とて殊に待るるものを」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)後)
    2. [その他の文献]〔陳造‐志喜賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android