瓦山遺跡(読み)かわらやまいせき

日本歴史地名大系 「瓦山遺跡」の解説

瓦山遺跡
かわらやまいせき

[現在地名]勢和村色太 栃木広

国鉄栃原とちはら駅の北西約一・三五キロ、丘陵裾の南東斜面にある縄文早期の比較的小規模な遺跡。にごり川の河流は北へ約一五〇メートル。すぐ東下に栃原(大台町)に至る県道が通じる。東方約五〇〇メートルの対岸には、石神いしがみ遺跡を望む。標高は約七三メートル。遺跡は破壊され、現在は荒地遺物は早期の高山寺式類似の押型文土器が主であり、繊維を混入した粗大な楕円文と山形文・格子目文がみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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