甘食(読み)アマショク

精選版 日本国語大辞典 「甘食」の意味・読み・例文・類語

あま‐しょく【甘食】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あましょくパン」の略 ) 菓子パン食パンの中間程度の甘味をもった、円錐形のパン。二個で一組として売られることが多い。
    1. [初出の実例]「甘(アマ)ショクをのせたお皿と、麦湯コップを運んできた」(出典悦ちゃん(1936‐37)〈獅子文六婚約)

かん‐しょく【甘食】

  1. 〘 名詞 〙 食物をおいしく食べること。また、その食物。
    1. [初出の実例]「何等の珍菓、何等の甘食、未だ曾つて之を喰はず」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉二)
    2. [その他の文献]〔孟子‐尽心・上〕

あまえ‐ぐい‥ぐひ【甘食】

  1. 〘 名詞 〙 犬や馬が親しみ、甘えて咬みつくこと(日葡辞書(1603‐04))。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「甘食」の読み・字形・画数・意味

【甘食】かんしよく

うまいもの。

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