デジタル大辞泉
「生即無生」の意味・読み・例文・類語
しょう‐そく‐むしょう〔シヤウ‐ムシヤウ〕【生即無生】
仏語。三論宗で、世間一般に生じるというその生も、実は因縁によって生じる仮の生であり、無生の生であるということ。また、浄土教で、浄土に生じるというその生も、浄土が無生の世界であるので、無生の生であるということ。
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しょう‐そく‐むしょうシャウ‥ムシャウ【生即無生】
- 〘 名詞 〙 仏語。三論宗で、常識で生ずると思うその生も、実は因縁による仮の生であり無生であるということ。浄土教では浄土に生まれるというその生は、浄土が如来の本願による無生の世界であるから、生とはいっても無生の生であると説くもの。
- [初出の実例]「往生といへるも生即无生(しゃうそくむしゃう)のゆへに実には、不生不滅の義なり」(出典:浄土真要鈔(1324)末)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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