生死の海(読み)ショウジノウミ

デジタル大辞泉 「生死の海」の意味・読み・例文・類語

しょうじ‐の‐うみ〔シヤウジ‐〕【生死の海】

生死の苦海くがい」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「生死の海」の意味・読み・例文・類語

しょうじ【生死】 の 海(うみ)

  1. 仏語生死流転(るてん)の迷いの境界を海にたとえていう語。生死流転を繰り返す迷界。生死の大海。生死の苦海(くがい)生死海
    1. [初出の実例]「法花(ほっけ)の御法(みのり)ぞ頼もしき、生死のうみは深けれど、諸経眩(く)れ忌む譬(たとひ)にて、終(つひ)我等も浮かびなん」(出典梁塵秘抄(1179頃)二)
    2. 「前にはしゃうしの海漫々として、波煩悩の垢(あか)をすすげば」(出典:曾我物語(南北朝頃)八)
    3. [その他の文献]〔称揚諸仏功徳経‐中〕

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