生田川伝説(読み)いくたがわでんせつ

百科事典マイペディア 「生田川伝説」の意味・わかりやすい解説

生田川伝説【いくたがわでんせつ】

大和物語》147段に見える妻争い説話。昔,2人の男に求婚された摂津国の女がどちらとも決めかね,川に浮かぶ水鳥を射た方に決めようとしたところ,1人は鳥の頭を他は尾を射た。思い悩んだ女が生田川に投身すると,男達も後を追い,1人は足をとらえ他は手をとらえて死ぬ。《万葉集》に見える葦屋菟原処女(うないおとめ)の伝説が後にさらに複雑化したもの。謡曲求塚(もとめづか)》,森鴎外《生田川》はこの伝説に材を取っている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む