生酥(読み)しょうそ

精選版 日本国語大辞典 「生酥」の意味・読み・例文・類語

しょう‐そシャウ‥【生酥・生蘇】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 五味(ごみ)の一つ。牛乳を精製する五階級の過程うち、第三にできるもの。酪味(らくみ)をさらに精製したもの。
    1. [初出の実例]「況罪人之身、輭如生蘇」(出典往生要集(984‐985)大文一)
    2. [その他の文献]〔南本涅槃経‐一三〕
  3. 天台宗で、五時教の第三時にあたる方等時のこと。〔天台四教儀

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android