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産地卸売市場(読み)さんちおろしうりいちば

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

産地卸売市場
さんちおろしうりいちば

生鮮魚介類を中心とする水産物の取引を行なう魚市場の形態の一つ。漁業者や漁業協同組合から出荷される水産物の卸売りのため漁港に開設されるもので,釧路,八戸,銚子,長崎など約 320市場 (そのうち地方公共団体による公設市場は約 30) ある。一方,消費地で水産物の卸売りを行なうために開設されるものを消費地卸売市場といい,東京都築地や大阪市福島など大都市の中央卸売市場地方卸売市場がある。中央卸売市場は 42都市に約 50,地方卸売市場は約 260市場がある。近年,大手商社や流通業者の介入により,卸売市場外での流通が増え,水産物流通の要としての卸売市場の地位が揺らぎ始めている。そのため卸売市場に隣接してショッピング・センターやシーフード・レストランを整備するなど観光魚市場,ないしはレジャー・スポットとしての開発が各地で進められている。

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