知恵蔵「卸売市場」の解説
卸売市場
(池上甲一 近畿大学農学部教授 / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
(池上甲一 近畿大学農学部教授 / 2007年)
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出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…なかでも,青果物(野菜,果物),水産物,食肉といった生鮮食料品を中心とした商品について,現物を眼前に置きながら取引をする具体的な場所とそこにおける取引制度を称することが多い。その場合には,卸売市場(いちば)とも呼ばれる(〈青果市場〉〈青物市〉〈魚市場〉〈魚市〉の項目参照)。 青果物,水産物などの多くは,品質・サイズ・重量など,価格を決定する際の諸要素を規格・統一化しにくいという特性がある。…
… 市は,定住店舗による町の発展ののちも,併設されていたが,だんだん少なくなっていった。それとは別に,中世後期から一定の職種を専門とする卸売市場が各地におこった。その早い例として,南北朝期,淀川を上ってくる塩,塩合物(塩魚)に限って独占的に商う淀魚市があった(魚市)。…
…一定の場所に商品の売手と買手が集まって取引する商品市場は,これに対して具体的な商品市場あるいは組織商品市場と分類できる。特定の日に開かれる木材,家畜などの市(いち),干しシイタケ,鰹節,干しのり,荒茶などの入札会,野菜,果実,魚介,生花を中心とする卸売市場,原糸,大豆,ゴム,砂糖などを取引する商品取引所などがそれである。具体的な市場は,法律に基づいて特定の場所(施設)で一定のルールに従って継続して取引する商品取引所や卸売市場(中央,地方)のように高度に組織化された市場と,入札会,せり市,席上(せきじよう)取引,荷受市場など組織化の度合が比較的低い市場に分けられる。…
…かつては青物市と呼ばれた。現在では,中央卸売市場,地方卸売市場,その他の卸売市場の三つの形態がある。このうち前2者は卸売市場法(1971公布)の規制のもとにある。…
…(a)農産物は品質が多様であり,売手・買手は多数の場合が多いため,現物を前に多数の売手・買手が集まって集合的に取引を行う形が多くなる。すでに封建時代に問屋街が形成され,また近代社会で卸売市場が現れるのはこのためである。(b)長期的な傾向変動,規則的な季節変動,また一部の農産物にみられる周期変動など,農産物に独特な価格変動が現れる。…
※「卸売市場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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