産毛(読み)ウブゲ

デジタル大辞泉 「産毛」の意味・読み・例文・類語

うぶ‐げ【産毛/生毛】

生まれたときから赤ん坊に生えている毛。うぶがみ。
人の顔や首筋などに生えているごく柔らかい薄毛。また、そのようなもの。
[類語]にこ毛

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精選版 日本国語大辞典 「産毛」の意味・読み・例文・類語

うぶ‐げ【産毛・生毛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「うぶけ」とも ) 子供が生まれたとき、すでに生えている毛。主として頭髪をさす。頭髪は、出生から七日目にそる風習がある(歴世女装考(1847))。うぶがみ。→うぶぞり
    1. [初出の実例]「鳥の子にしもあらねども、うぶげも変はらで帰れとや」(出典:梁塵秘抄(1179頃)二)
  3. 幼児の毛。また、人間の頬、うなじなどや、植物若芽、桃の実などに生えているごくやわらかな薄毛。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「もめんてぬぐいにてうぶけをすりきり」(出典:評判記・秘伝書(1655頃)下ほんの事)

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妊娠・子育て用語辞典 「産毛」の解説

うぶげ【産毛】

うぶげ、と読みます。一般に、生まれたばかりの赤ちゃんに生えている体毛髪の毛をこう呼んでいます。

出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報

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