デジタル大辞泉 「用所」の意味・読み・例文・類語 よう‐しょ【用所/用処】 《「ようじょ」とも》1 用いる場所。使いみち。2 なすべき事柄。用事。「―あって都へ上る」〈虎明狂・二人大名〉3 (「要処」とも書く)便所。「せせなぎの傍に立ち寄り、小便の―をたし」〈甲陽軍鑑・四八〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「用所」の意味・読み・例文・類語 よう‐じょ【用所・用処・要エウ処】 〘名〙 (「ようしょ」とも)① 用いる場所。用いどころ。使いみち。※文明本節用集(室町中)「用所 ヨウジョ」※蔭凉軒日録‐延徳四年(1492)五月二二日「則兄先放二甲矢一射二倒両頭一、乙矢無二用処一」 〔曹鄴‐奉命斉州推事畢寄本府尚書詩〕② なすべき事柄。用事。所用。※上杉家文書‐永正一七年(1520)一二月二四日、長尾為景書状「目前に召仕候者無之候者、爰元ははや用所無之候、帰国にて候」③ (「要処」とも) 大小便の用をたす所。便所。ようば。ようじょば。※随筆・撈海一得(1771)上「此要処の二字、今厠をようじょと云の処なり」 〔胡応麟‐甲乙剰言〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報