デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田中布舟」の解説 田中布舟 たなか-ふしゅう 1734-1808 江戸時代中期-後期の俳人。享保(きょうほう)19年生まれ。播磨(はりま)(兵庫県)高砂(たかさご)の酒造家。菊岡布仙に俳諧(はいかい)をまなび,与謝蕪村(よさ-ぶそん)らと親交があった。「愚老半臂(はんぴ)を殺(そ)がれ候心地」という黒柳召波の死をおしんだ蕪村の手紙は,布舟におくられたもの。文化5年9月2日死去。75歳。名は左太夫。通称は鍵屋孫右衛門。別号に暮桜亭。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例