田宿町(読み)たじゆくまち

日本歴史地名大系 「田宿町」の解説

田宿町
たじゆくまち

[現在地名]土浦市大手(おおて)町

土浦城の南に位置し、慶長九年(一六〇四)頃に整備された町屋。万治元年(一六五八)には土浦城の整備によって、「土浦城記」に「於田宿之町後新為小路移於彼民家此号裏町」とあるように西郭の外側にあった町人の家を田宿町の裏に移した。藩主松平信吉によって大町寄りに南門、南門外の堀(ほり)川に簀子(すのこ)橋が造られ、城下の防備も固めている(同書)。交通量の増加によって元文年間(一七三六―四一)には旅籠東屋のほか郷宿二軒がみられ、「おだまき」には「元禄元年御入部より十年目に今の時右衛門在郷宿を始めたる也、但今は公事宿と称し」とある。寛政二年(一七九〇)には、藤井厚庵によって寺子屋が開かれ、その後、佐野東水によって東光(とうこう)寺で寺子屋が開かれている(土浦市史)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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