田尻宿(読み)たじりしゆく

日本歴史地名大系 「田尻宿」の解説

田尻宿
たじりしゆく

[現在地名]田尻町田尻

田尻町とも称された。中埣なかぞね(現小牛田町)涌谷わくや(現涌谷町)米岡よねおか(現登米郡米山町)古川高清水たかしみず(現栗原郡高清水町)瀬峰せみね(現栗原郡瀬峰町)へ至る道が通る。「田尻村安永風土記」によれば、町一町一二間、もと町一町三八間、なか(仲)町一町一四間、あら町一町三〇間、しん町一町三五間、よこ町一町四〇間の六町からなる。横町裏に御蔵場があり買米蔵・雑石蔵が各一棟あった。里程・賃銭は中埣へ二一町一〇間、本荷一五文・軽尻一〇文・賃夫七文、涌谷へ二里二四町五八間、本荷六七文・軽尻四四文・賃夫三三文、米岡へ四里一〇町一〇間、本荷一〇八文・軽尻七一文・賃夫五四文、吉住よしずみ(現涌谷町)へ四里七町、本荷一〇五文・軽尻六九文・賃夫五二文、古川へ一里二三町三〇間、本荷四三文・軽尻二八文・賃夫二一文、高清水へ一里一三町、本荷三四文・軽尻二二文・賃夫一七文、栗原郡荒谷あらや(現古川市)へ一里四〇間、本荷二五文・軽尻一六文・賃夫一二文、瀬峰へ二里一〇町八間、本荷五八文・軽尻三八文・賃夫二九文(安永風土記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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