田尻町(読み)たじりちよう

日本歴史地名大系 「田尻町」の解説

田尻町
たじりちよう

面積:六五・四四平方キロ

北西部に位置し、丘陵部と低平地とからなる。北は栗原郡高清水たかしみず町・瀬峰せみね町、登米とめ南方みなみかた町・米山よねやま町、東は涌谷わくや町、南は小牛田こごた町、西は古川市。西から東に延び途中南にふくらんで高さを増す篦岳ののだけ丘陵と江合えあい川・田尻川その他の中小河川の形成した低平地、ならびにはさま川・萱刈かやかり川・小山田おやまだ川によってできた湖沼地帯を含む低平地に立地。古川市境から沼部ぬまべにかけての西部の丘陵地は最高所でも五二メートルで、ほとんど五〇メートル以下の緩やかな丘陵で、大貫おおぬき小塩おしお大沢おおさわなどの東部では加護坊かごぼう山を最高所に広範囲に高く谷も深い。丘陵南部と東北部は標高二・七―一三メートルほどで、江合・旧迫川の氾濫原となって、千枝ちえだ(現在消滅)百々どうどう沼・蕪栗かぶくり沼などを形成し、遊水池や肥沃な耕土となっている。


田尻町
たじりちよう

面積:二・一三平方キロ

大阪府南部に位置し、北東から南東にかけては泉佐野市、南西泉南市に接し、北西は大阪湾に臨む。ほぼ町の中央を田尻川が北西流し、泉南市境を樫井かしい川が流れる。町の中央部を南海電鉄本線が北東から南西に通り吉見よしみさと駅がある。また国道二六号が南東部をかすめ、府道堺―阪南線が縦断する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「田尻町」の意味・わかりやすい解説

田尻〔町〕
たじり

大阪府南西部,大阪湾にのぞむ町。 1953年町制。泉州紡織工業地域の一部で,大小の紡織工場が多い。ほかに電気機器などの工業も進出。南部の農地は水はけのよい砂質土壌におおわれ,良質の泉州タマネギ特産。町域の中央部を南海電気鉄道本線が通り,湾岸部には関西国際空港開港に合せてりんくうタウンが建設された。面積 5.62km2人口 8434(2020)。

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