宮城県中北部、遠田郡(とおだぐん)にあった旧町名(小牛田町(ちょう))。現在は美里(みさと)町の北西部を占める地域。旧小牛田町は1907年(明治40)町制施行。1954年(昭和29)不動堂(ふどうどう)町と中埣(なかぞね)、北浦の2村が合併。2006年(平成18)同郡南郷町(なんごうちょう)と合併して美里町となった。JR東北本線が通じ、石巻線(いしのまきせん)、陸羽東線を分岐する交通の要地。国道108号(小牛田バイパス)が東西に横断し、国道346号が西部を縦断する。旧町域の中央を江合(えあい)川が、南端を鳴瀬(なるせ)川、北端を田尻(たじり)川がそれぞれ東流し、肥沃(ひよく)な水田地帯をなしている。藩政時代には江合、鳴瀬両川の舟運を利用した米の集散地であった。近年、豊富な水と交通の便のよいことから工場進出、宅地造成が盛んである。1999年(平成11)県内の市場を統合した、みやぎ総合家畜市場が開設された。縄文から中世までの遺跡が混在する山前遺跡(やままえいせき)は国の史跡に指定されている。
[青柳光太郎]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...