田村大元神社(読み)たむらたいげんじんじや

日本歴史地名大系 「田村大元神社」の解説

田村大元神社
たむらたいげんじんじや

[現在地名]三春町山中

旧三春城三の丸の南麓、県道門沢かどさわ―三春線に面してある。祭神は国常立命。旧郷社。平姓三春田村氏が永正子年(一五〇四または一五一六)守山もりやま(現郡山市)から移住した際に、山中さんちゆう(現同上)から大元帥明王を勧請し、三春城のひがし(のちの三の丸)の南麓に社地を定め、社地および門前旧名により山中とし、守山泰平たいへい寺を移して別当寺とした。「会津旧事雑考」によれば、永禄二年(一五六二)一〇月吉日に「三春田村之郡大元明王」で大般若経が書写されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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