田村憲造(読み)タムラ ケンゾウ

20世紀日本人名事典 「田村憲造」の解説

田村 憲造
タムラ ケンゾウ

大正・昭和期の薬物学者



生年
明治22(1889)年2月18日

没年
昭和28(1953)年8月19日

出生地
愛知県

学歴〔年〕
東京帝国大学医科大学医学科〔大正3年〕卒

学位〔年〕
医学博士

経歴
大正6年東京帝大助手となり、薬物学教室に勤務。8年文部省留学生として2年間欧米で学ぶ。15年助教授となり、のち教授に就任。昭和20年病気退官、22年名誉教授。日本産樟脳研究で新強心剤「ビタカンファー」を発見創成するなど、医学の進歩に尽した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田村憲造」の解説

田村憲造 たむら-けんぞう

1889-1953 大正-昭和時代の薬学者。
明治22年2月18日生まれ。欧米に留学後,大正13年母校東京帝大の教授。新強心剤「ビタカンファー」を開発ジギタリス有効成分の研究などでも知られる。昭和18年「樟脳の強心作用の本態に関する研究」(共同研究)で学士院賞。昭和28年8月19日死去。64歳。愛知県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android