コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

田楽法師 でんがくほうし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

田楽法師
でんがくほうし

田楽を踊る法師。「でんがくほっし」ともいう。僧形からこの名がある。租庸を逃れるために法名を自称し,阿弥号を称した。平安時代末期に始り,鎌倉時代に最も盛んであった。寺社の剃髪の中間 (ちゅうげん) である力者 (りきしゃ) 法師も田楽と深い関係があり,力者が田楽法師になったともいわれる。田楽の能が猿楽の能に敗れてからは衰微して,小唄を歌い,尺八吹きとなったが,近世初頭には滅んだ。 (→田楽座 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

でんがく‐ほうし〔‐ホフシ〕【田楽法師】

田楽を演じることを専門の仕事とした僧形の芸人。田楽。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

でんがくほうし【田楽法師】

田楽を演ずる職業的芸人。多く僧形であったところからいう。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の田楽法師の言及

【田楽】より

…また田植の囃しや田楽躍に用いる太鼓を称する場合もある。広義の田楽は,(1)田植を囃す楽,(2)職業芸能者である田楽法師による芸能,(3)風流(ふりゆう)田楽の三つに分けて考えるのが便利であるが,日本の民俗芸能分類の用語としての田楽には,予祝の田遊(たあそび)やその派生芸能を含めることが多い。
[田植を囃す楽]
 稲作の諸工程のうち,田植に囃しや歌を奏するのは日本固有の儀礼ではなく,広く照葉樹林文化圏の特色であったらしい。…

※「田楽法師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

田楽法師の関連キーワード田楽(芸能)日本音楽田楽踊り奈良人形田楽能放下僧高時手品俳優

今日のキーワード

届け出挙式

婚姻届を提出した後、そのまま自治体の役所で結婚式を挙げること。2017年2月、北海道苫小牧市が結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルート)からの協力を受けて実施した。これを始まりとして、三重県鈴鹿市や東京都足...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android