コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

阿弥号 あみごう

世界大百科事典 第2版の解説

あみごう【阿弥号】

阿弥陀仏を信仰する人々が用いた法名の一種。つぶさには阿弥陀仏号(または阿弥陀仏名),略して阿弥号,阿号という。空阿弥陀仏,観阿弥,向阿などと称し,浄土宗や時宗では法号の上に用いている。法号として阿弥陀仏名を用いることは11世紀はじめにみられるが,空也の流れをくむ〈阿弥陀聖〉たちの間から名のられたようである。俗人が使用するようになったのは俊乗房重源(ちようげん)が1183年(寿永2)大仏再建勧進の手段として,貴賤にひろく付与してからのことである。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

世界大百科事典内の阿弥号の言及

【同朋衆】より

…以後,つねに将軍に近侍して動くうちに使者として文書を運び届けたり,将軍への対面者を取り次いだり,将軍の趣味の世界にかかわったりすることとなって,しだいにこれが職制化の途をたどったものらしい。同朋衆の個人名はすべて漢字1字に〈阿弥(あみ)〉の2字のついた〈阿弥号〉であるが,幕府関係者で阿弥号をもつものがすべて同朋衆であったとはかぎらない。また,阿弥号を名のる習慣は時宗のものであることから,同朋衆と時宗との関係の深さが考えられるが,同朋衆すべてを時宗の信徒とみなすのは妥当ではない。…

※「阿弥号」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

阿弥号の関連キーワード仁阿弥道八田楽法師無量光寺同朋衆三阿弥同朋

今日のキーワード

姑息

[名・形動]《「姑」はしばらく、「息」は休むの意から》一時の間に合わせにすること。また、そのさま。一時のがれ。その場しのぎ。「姑息な手段をとる」「因循姑息」[補説]近年、「その場だけの間に合わせ」であ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android