田深村(読み)たぶかむら

日本歴史地名大系 「田深村」の解説

田深村
たぶかむら

[現在地名]国東町田深

現町域の南東部に位置し、東は伊予灘に面する。国東道通り、田深川が東流し海に注ぐ。天文一八年(一五四九)一月一二日の国東郷等大工職源董次覚書(今富文書)に田深浦とあるが、この史料は検討を要する。慶長豊後国絵図に村名がみえ、高七千三五六石余とあり、別に田深村の内と記載される。小倉藩元和人畜改帳に御蔵納分(浦陸ともに)として村名がみえ、高一四五石余で、家数二九のうち本百姓・小百姓八、隠居・名子・下人・庭屋・牛屋二一、男三九(うち名子七)・女三一、牛一一・馬一。また神西・坂崎・山田ら七氏の知行分として高九四九石余とあり、家数一三五のうち本百姓・小百姓三三、隠居・名子・庭屋・牛屋など九七、大工一、男一五六(うち名子一五)・女一三二、牛四七・馬四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android