田草取(読み)たのくさとり

精選版 日本国語大辞典 「田草取」の意味・読み・例文・類語

たのくさ‐とり【田草取】

  1. 〘 名詞 〙 田植を終えた後、田に生えた草を取り除くこと。また、その人。ふつう、土用前から土用後にかけて三度取り、その回数に応じて一番草二番草という。たのくさびき。たぐさとり。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「炎天の田草取(タノクサトリ)は傍で見ても辛いが」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一)

たぐさ‐とり【田草取】

  1. 〘 名詞 〙 田の雑草を取り除くこと。また、その草を取る人。《 季語・夏 》 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
    1. [初出の実例]「葉さくらの下陰たとる田草取〈蕪村〉」(出典:俳諧・新花摘(1784))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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