田辺夏子(読み)タナベ ナツコ

20世紀日本人名事典 「田辺夏子」の解説

田辺 夏子
タナベ ナツコ

明治〜昭和期の歌人



生年
明治5年6月10日(1872年)

没年
昭和21(1946)年12月7日

出生地
東京

旧姓(旧名)
伊東

学歴〔年〕
駿台英和女学校卒

経歴
日本橋の鳥問屋の娘で、11歳の時から中島歌子の歌塾萩の舎に学び、遅れて入った樋口一葉と同じ名の夏子ということで親交花圃とともに三才女といわれた。明治31年陸軍将校の田辺と結婚。生涯一葉と親しく、遺著に「一葉の憶ひ出」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田辺夏子」の解説

田辺夏子 たなべ-なつこ

1872-1946 明治-昭和時代前期の歌人。
明治5年6月10日生まれ。11歳で中島歌子の歌塾萩の舎に入門。樋口一葉,三宅花圃とともに萩の舎の三才女とよばれた。一葉としたしく,著書に「一葉の憶ひ出」がある。昭和21年12月7日死去。75歳。東京出身。駿台英和女学校卒。旧姓は伊東。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android