20世紀日本人名事典 「田部浩」の解説 田部 浩タナベ ヒロシ 大正・昭和期の病理学者 岡山大学名誉教授。 生年明治21(1888)年8月17日 没年昭和43(1968)年8月8日 出生地東京・麻布 学歴〔年〕岡山医学専門学校〔大正3年〕卒 学位〔年〕医学博士〔大正12年〕 主な受賞名〔年〕桂田賞 経歴京大病理学教室で藤浪鑑教授に師事する。大正10年ドイツに留学し、帰国後の13年岡山医科大学教授となる。昭和8年欧州、エジプト、満州などに出張、29年定年退官。大阪医科大教授となり、また日本病理学会会長、日本寄生虫学会会長を歴任。大阪椋島住血吸虫セルカリアによる皮膚炎に関する研究成果があり、厚生大臣表彰、桂田賞などを受賞した。趣味の囲碁は日本棋院5段だった。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田部浩」の解説 田部浩 たなべ-ひろし 1888-1968 大正-昭和時代の病理学者。明治21年8月17日生まれ。京都帝大病理学教室をへてドイツに留学,大正13年岡山医大教授,のち後身の岡山大教授。退官後,大阪医大教授。ムクドリに寄生する住血吸虫(セルカリア)による皮膚炎(湖岸病)の研究で知られる。日本病理学会会長,日本寄生虫学会会長。昭和43年8月8日死去。79歳。東京出身。岡山医専(現岡山大)卒。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by