20世紀日本人名事典 「田附政次郎」の解説 田附 政次郎タツケ マサジロウ 明治・大正期の実業家 綿糸布貿易の貢献者。 生年文久3年12月15日(1864年) 没年昭和8(1933)年4月26日 出生地近江国神崎郡五峰村(滋賀県神崎市能登川町) 経歴田附甚五郎の長男として生まれ、明治9年叔父・伊藤忠兵衛の紅忠店で丁稚奉公後、家業の呉服・太物・麻布の持下がりに従事。22年大阪で綿糸布商として独立、35年田附糸店を設立、大正10年田附商店を株式組織とした。のち大阪紡績取締役、山陽紡績社長、和泉紡績社長を務め、初代大日本綿糸布商連合会委員長に就任。一方、東洋紡績、江商などの設立に尽力した。大阪三品取引所での相場活動で“田附将軍”と呼ばれた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田附政次郎」の解説 田附政次郎 たつけ-まさじろう 1864*-1933 明治-昭和時代前期の実業家。文久3年12月15日生まれ。明治22年から大阪で綿糸布商をいとなみ,35年田附商店を設立。その後大阪紡績の取締役をつとめ,東洋紡績の設立に尽力。大阪三品取引所での活発な相場活動で「田附将軍」とよばれた。昭和8年4月26日死去。71歳。近江(おうみ)(滋賀県)出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例