田鶴浜町(読み)たつるはままち

日本歴史地名大系 「田鶴浜町」の解説

田鶴浜町
たつるはままち

面積:二八・四〇平方キロ

鹿島郡のほぼ中央にあり、北は七尾西湾、東は七尾市、南は鳥屋とりや町、北西中島なかじま町、南西羽咋はくい志賀しか町に接する。町のほぼ中央を二宮にのみや川が北流して七尾西湾に注ぎ、同湾に沿ってJR七尾線と国道二四九号が走る。南部の三引みびき地区には霊山として信仰を集めてきた赤蔵あかくら(一七九メートル)があり、赤倉あかくら神社が鎮座する。吉田よした地区には縄文時代前期の吉田野寺よしたのんでら遺跡や弥生時代後期の墳丘墓群吉田経塚山よしたきようづかやま遺跡があり、大津おおつ地区には縄文時代を中心とする大津遺跡があるなど、古くから開かれた地域である。

承久三年(一二二一)九月六日の能登国田数注文によれば、国衙領高田たかた保・三引保・吉田保・往留いくろ保のほか、与木よき院が成立していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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