日本歴史地名大系 「由良神社」の解説 由良神社ゆらじんじや 愛媛県:北宇和郡津島町下灘浦由良神社[現在地名]津島町下灘 坪井山崎鼻(やまざきばな)の突端に位置する。祭神は須勢理姫命・大山積命ほか二神。旧村社。天和元年(一六八一)の「宇和旧記」の内海(うちうみ)村の項に<資料は省略されています>と記される。これによると当社は古くは由良権現と称していたことがわかる。由良権現はもと由良半島の突端大猿(おおさる)島(現南宇和郡内海村)に祀られていたが、祠堂が破損したので元禄一三年(一七〇〇)に下灘浦(しもなだうら)の庄屋赤松氏が須下浦赤碆(すげうらあかはえ)に移転して再興。さらに現在の山崎鼻に移したといわれる。大猿島の祠堂跡には現在も大石で囲んだ石垣が残っている。当社の大祭は七月一五日で、勇壮な裸祭が行われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by