ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「申師任堂」の意味・わかりやすい解説
申師任堂
しんしにんどう
Sin Saimdang
[没]明宗14(1559)
朝鮮,李朝時代前期の女性画家。号は師任堂,恩任堂。師任堂申夫人ともいわれる。有名な儒学者李栗谷の生母で,当時は数少ない女性知識人。幼少より山水画家安堅の絵をまねて画業を積んだといわれる。遺品には濃彩の草虫図が多く,草虫図の名手として名高い。『花卉草虫図』 (李璋喜氏) などが伝わる。
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