男を磨く(読み)オトコヲミガク

デジタル大辞泉 「男を磨く」の意味・読み・例文・類語

おとこみが・く

男の名誉を保とうと義侠心ぎきょうしんを養う。男だてになる修業をする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「男を磨く」の意味・読み・例文・類語

おとこ【男】 を 磨(みが)

  1. おとこ(男)を作る
    1. [初出の実例]「鬢つきあらため、伽羅の油でいためつけ、男みがきて石垣町へ出かけ」(出典:浮世草子・商人軍配団(1712か)一)
  2. 男の名誉を重んじて、義侠心を養う。男伊達(だて)修行をする。多く、侠客世界について用いられる。
    1. [初出の実例]「あいつもおとこみがくやつ。おれが難儀も知ってゐる。如才(ぢょさい)は有まい気づかひしやるな」(出典浄瑠璃曾根崎心中(1703))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android