出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
男を立てるために、いったん心がけたことを貫き通す意地をもち、強きをくじき弱きを助ける義侠(ぎきょう)心に生きた人間像。男立とも書く。この風俗は、16世紀末より盛んになり、ひときわ目だつ異装、異様ないでたちで、世間を我が物顔に横行闊歩(かっぽ)し、その精神面においても、またその行動面においても、人に目だつことに誇りをもった。江戸前期に無頼の旗本がこの風に染まり、男伊達の本領を忘れて巷(ちまた)を横行したが、これを旗本奴(はたもとやっこ)といい、その乱暴狼藉(ろうぜき)に対抗して立ち上がった庶民を町奴(まちやっこ)とよんだ。やがてこれらが弾圧され、のちに侠客(きょうかく)と称する者が登場してくる。
[稲垣史生]
…諱(いみな)は直守(なおもり)。1683年(天和3)正月に火付改加役(ひつけあらためかやく)(後の火付盗賊改)を拝命,江戸市中に横行していた火付,盗賊や〈男伊達(おとこだて)〉の取締りにらつ腕を振るった。捜査には〈目明し(めあかし)〉を活用,また拷問等による峻厳な吟味をもって〈鬼勘解由〉と恐れられ,伝説的な逸話が多い。…
※「男伊達」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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