コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

男伊達 おとこだて

4件 の用語解説(男伊達の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

男伊達
おとこだて

いわゆる「旗本奴」「町奴」に代表される「かぶき者」,すなわち無頼の徒のこと,あるいは,それらの連中が身につけていた戦国の余風ともみえる男の風俗のことをいう。三升屋二三治の『紙屑籠』の「男達テ」の項には,「二代目団十郎栢莚,男達のやつしにも下に紅絹のむくを著る事,男達の襦袢はもみのゑりなし故に,荒事師のもみむくより出たるものか,りつぱにしてつよみあるを好むといふ」とある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

おとこ‐だて〔をとこ‐〕【男伊達/男達】

男としての面目が立つように振る舞うこと。強きをくじき、弱きを助け、命を捨てても信義を重んじること。また、そういう人。侠客(きょうかく)。「頼まれて嫌とは言えぬ―」

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

おとこだて【男伊達】

〔男(の面目)を立てる意〕
強い者をくじき,弱い者を助け,信義を重んじること。また,そういう人。俠客。 〔実際には無頼の徒が自らを美化して称するにすぎないことも多い〕

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

男伊達
おとこだて

男を立てるために、いったん心がけたことを貫き通す意地をもち、強きをくじき弱きを助ける義侠(ぎきょう)心に生きた人間像。男立とも書く。この風俗は、16世紀末より盛んになり、ひときわ目だつ異装、異様ないでたちで、世間を我が物顔に横行闊歩(かっぽ)し、その精神面においても、またその行動面においても、人に目だつことに誇りをもった。江戸前期に無頼の旗本がこの風に染まり、男伊達の本領を忘れて巷(ちまた)を横行したが、これを旗本奴(はたもとやっこ)といい、その乱暴狼藉(ろうぜき)に対抗して立ち上がった庶民を町奴(まちやっこ)とよんだ。やがてこれらが弾圧され、のちに侠客(きょうかく)と称する者が登場してくる。[稲垣史生]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の男伊達の言及

【中山勘解由】より

…諱(いみな)は直守(なおもり)。1683年(天和3)正月に火付改加役(ひつけあらためかやく)(後の火付盗賊改)を拝命,江戸市中に横行していた火付,盗賊や〈男伊達(おとこだて)〉の取締りにらつ腕を振るった。捜査には〈目明し(めあかし)〉を活用,また拷問等による峻厳な吟味をもって〈鬼勘解由〉と恐れられ,伝説的な逸話が多い。…

※「男伊達」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

男伊達の関連キーワード旗本奴町奴ダンスシアター所謂丹前姿博徒いわゆるひとつのチョーさん主義う(齲)歯鍾馗半兵衛矢頭藤助

今日のキーワード

朝鮮大学校

東京都小平市にある在日朝鮮人子弟のための学校。1956年設立,1968年各種学校として認可。朝鮮総連系の東京朝鮮学園が経営。大学教育に準ずる民族教育を目的とし,4年制の文学,歴史地理,政治経済,経営,...

続きを読む

コトバンク for iPhone

男伊達の関連情報