町川神社
まちがわじんじや
[現在地名]奈義町上町川 御所野
勝北町・勝央町境に近い御所野に鎮座。大己貴命を祭神とする。旧村社。江戸時代は日吉山王社といい、御所宮とも称していたが、明治六年(一八七三)現社名に改称。現在の本殿はそのとき再建したもの。文禄二年(一五九三)の御所宮由来(東作誌)によると、御所宮とは元弘二年(一三三二)隠岐島に流された後醍醐天皇を慕って追ってきた広橋局が、当地域の豪族らに保護されながら西原村藤尾山で皇子を産み、のち御所を築いたことに由来するという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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