20世紀日本人名事典 「町春草」の解説
町 春草
マチ シュンソウ
- 生年
- 大正11(1922)年4月3日
- 没年
- 平成7(1995)年11月13日
- 出生地
- 東京
- 本名
- 町 和子(マチ カズコ)
- 学歴〔年〕
- 東京服飾美校卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日本書道美術院再建書道展最高賞(第1回・仮名部門)〔昭和21年〕,国際オリベッティ賞(第1回)〔昭和40年〕,ニース市金メダル〔昭和56年〕,アロマンシュ市金メダル〔昭和57年〕,フランス芸術文化勲章シュバリエ章〔昭和60年〕
- 経歴
- 幼時から書を始め、飯島春敬門下で学ぶ。昭和19年春草の号を受け、21年日本書道美術院の第1回再建書道展仮名部門で最高賞を受賞。28年最初の個展を開き、以後“書の近代化”に挑む。36年から海外でも活躍し、56年招かれてパリの国立装飾美術館で個展。著書は「平安書道芸術の人びと」「たのしい書」「花のいのち・墨のいのち」書道芸「書芸の瞬間」などのほか、俳人として句集「紅梅」も。日舞・花柳流、地唄舞いの名取でもある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報