留辺蘂町(読み)るべしべちよう

日本歴史地名大系 「留辺蘂町」の解説

留辺蘂町
るべしべちよう

面積:五六四・六九平方キロ

大正一〇年(一九二一)から存続している常呂ところ郡の自治体。同年六月武華むか村が改称して成立。網走支庁管内のほぼ中央部南西寄り、常呂郡の南西に位置する。北東は同郡佐呂間さろま町、東は北見市、南は常呂置戸おけと町、西は上川支庁上川郡上川町、北西は紋別郡生田原いくたはら町・丸瀬布まるせつぷ町。南西端に近い山間に発した常呂川支流無加むか川が支流を合せながら北東へと貫流し、北東部を字丸山まるやま付近の山間に発した佐呂間別さろまべつ川がサマツケサロマざわ川・ワカケレベツさわ川などを合せながら北流する。市域の八割以上を山林が占め、西境には武華山(一七五八・五メートル)石北せきほく峠、三国みくに(一五四一・四メートル)があり、西部無加川北岸に北見富士(一二九一メートル)がある。無加川に沿って国道三九号が北東から南西へ走り、石北峠を越えて上川町へ至る。字あさひ栄町さかえまちなどの市街地で同道と交差して国道二四二号が南北に走る。市街地を東から北西へとJR石北本線が通り、留辺蘂・西留辺蘂・金華かねはなの三駅が設けられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報