畝田村(読み)うねだむら

日本歴史地名大系 「畝田村」の解説

畝田村
うねだむら

[現在地名]金沢畝田東うねだひがし一―四丁目・畝田中うねだなか一―四丁目・畝田西うねだにし一―四丁目・畝田町・桂町かつらまち

まつ村の北に位置し、南辺を宮腰みやのこし征来が通る。古代は加賀郡大野おおの(和名抄)中世大野庄のうち。「日本霊異記」に「大野郷畝田村」とみえ、宝亀元年(七七〇)亡母の前世の罪をあがなった当地の住人横江巨成人の説話が載る(→大野郷。文明一四年(一四八二)・明応四年(一四九五)・同九年の各年の大野庄年貢算用状(文明一四年のものは鹿王院文書、ほかは天龍寺文書)に「宇禰田村」の名が散見し、応永四年(一三九七)に開かれた新畠のうち損分二〇〇文を差引いた残りの地子銭二〇〇文や「宇禰田後公方島」の年貢銭五貫文が課せられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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