畠下浦(読み)はたしたうら

日本歴史地名大系 「畠下浦」の解説

畠下浦
はたしたうら

[現在地名]西海町水浦郷

横瀬よこせ浦の南東にある浦。南に高知こうち浦、北にみず浦・小郡おごおり浦・巣喰すぐい浦などが続く。正保国絵図では「小郡浦」は船繋ぎが良好で大小の船二〇艘ほどを係留できると記される(大村見聞集)。「大村郷村記」によれば、畠下浦は文化一三年(一八一六)川内浦かわちうら村に付されたとされ、竈数七三で、うち村大給三・小給一・奉公間人一・間百姓三・浦百姓六四・私領一、男一七三・女一五四ですべて法華宗、牛九。浦口は差渡し六町・奥行一八町、深さ七―一〇尋、大小の船数五〇ほどを係留するによいとあり、北風・西風に船繋ぎが良好とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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