浦口(読み)ほこう

百科事典マイペディアの解説

浦口【ほこう】

中国,江蘇省南京市の一部をなす河港。長江の左岸にあり,南京市街と対する。1914年開港。かつては津浦鉄路の終点で,対岸下関との間をはしけが頻繁に往来していたが,南京長江大鉄橋の完成で,鉄道は北京〜上海間の京滬(けいこ)鉄路に変わった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

浦口
ほこう / プーコウ

中国、江蘇(こうそ)省南京(ナンキン)市の北西部にある市轄区。揚子江(ようすこう)の北岸に位置し、同江を隔てて鼓楼(ころう)区と向かい合う。常住人口59万4900(2012)。浦口の名は、明(みん)の宣徳年間(1426~1435)に揚子江守護のため築かれた浦子口城にちなむ。もとは荒涼たる地で人家もほとんどなかったが、津浦(しんぽ)線がここを起点として建設されてから、揚子江水運上の要衝として急速に発展し、中華民国時代には貿易港として開港された。1968年には下関(かかん)(現、鼓楼)との間に長江大橋が完成し、津浦、滬寧(こねい)両鉄道が連結され京滬線となった。製薬と機械製造が工業の中心である。[林 和生・編集部]

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