略頌(読み)りゃくじゅ

精選版 日本国語大辞典 「略頌」の意味・読み・例文・類語

りゃく‐じゅ【略頌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語仏典の経・論などを覚えやすく韻文化したもの。偈(げ)
    1. [初出の実例]「牛羊の如しと畧頌に結べり」(出典:雑談集(1305)八)
  3. 人が覚えやすいように、また、風刺やあざけりの意をこめて、詩歌形式によみこんだものや、語呂合わせの類。一種謡物。りゃくしょう。
    1. [初出の実例]「朱雀門は米雀門と略頌につくりてあざけり侍ける程に」(出典:古今著聞集(1254)七)

りゃく‐しょう【略頌】

  1. 〘 名詞 〙りゃくじゅ(略頌)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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