疾言(読み)シツゲン

デジタル大辞泉 「疾言」の意味・読み・例文・類語

しつ‐げん【疾言】

物の言い方が早すぎること。
二十世紀禁物は―と遽色きょしょくである」〈漱石虞美人草

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精選版 日本国語大辞典 「疾言」の意味・読み・例文・類語

しつ‐げん【疾言】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 口早にものを言うこと。あわただしく言うこと。はやくち。
    1. [初出の実例]「心は何程剛毅なりとも、外貌は温和寛裕にして、疾言遽色せざらんことを務むべし」(出典:日本道徳論(1887)〈西村茂樹〉五)
  3. はげしく、はやい口調でものを言うこと。
    1. [初出の実例]「非常の変あって天災・地災・人災おこるの時は、疾言して人をおどろかし」(出典:山鹿語類(1665)二一)

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普及版 字通 「疾言」の読み・字形・画数・意味

【疾言】しつげん

口ばやにいう。〔論語郷党〕車の中にては、せず、疾言せず、親指せず。

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