二十世紀(読み)ニジッセイキ

精選版 日本国語大辞典 「二十世紀」の意味・読み・例文・類語

にじっ‐せいき【二十世紀】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 西暦一九〇一年から二〇〇〇年までの一〇〇年間。
    1. [初出の実例]「二十世紀より後は蓋し蒙古種に取りて好望の世なり」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉日本人の能力)
  3. ニホンナシの一品種。千葉県の松戸覚之助により一九世紀の末に発見された偶発実生。ほぼ球形で、果皮は緑色から熟して淡黄色となり、不鮮明な果点が密にある。果肉は白色、多汁で甘味が強く芳香があり、舌にざらつく感触が少ない。八~九月に熟す。枝の発育がよく、収量も多いが黒斑病に弱い。凱旋(かちどき)

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デジタル大辞泉プラス 「二十世紀」の解説

二十世紀〔果物〕

鳥取県奈良県福井県などで生産される中生の青ナシ果実の大きさは300グラム程度。果皮は薄い黄緑色で、糖度は11度程度、酸味もあり果汁が豊富。1888年に千葉県で発見された品種。1904年に鳥取県に導入生産量・販売量とも同県が日本一。海外にも輸出されるブランド梨のひとつ。

二十世紀〔菓子〕

鳥取県鳥取市、亀甲やが製造・販売する銘菓。水飴地に梨の肌の艶をもたせ、芯の形を打ち抜いたもの。鳥取県特産の二十世紀梨の輪切りを模している。

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