一心不乱(読み)いっしんふらん

四字熟語を知る辞典「一心不乱」の解説

一心不乱

ただ一つのことに心を集中して、他のことに注を奪われないでいる様子。

[活用] ―な・―に。

[使用例] 中国全体が六億火の玉、国造りに一心不乱のようであった。北京を貫通する縦横の大道路。大病院。大ホテル[檀一雄*火宅の人|1975]

[使用例] 尊い僧正の老いた乳母たち、彼女ら侍女たちは声を惜しまず、あたまから黒い煙が出るまで一心不乱に読経し、お祈りをし、におすがりして[田辺聖子*文車日記|1974]

[解説] 中世は「いっしんぷらん」ともいいました。古くは、雑念を捨て心を一つにして仏に帰依する意の仏教語。

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精選版 日本国語大辞典「一心不乱」の解説

いっしん‐ふらん【一心不乱】

〘名〙 (形動) (中世は「いっしんぷらん」とも。古くは、雑念を捨て心を一つにして仏に帰依する意の仏語) ただ一つのことに心を集中して、他のことに注意を奪われないでいるさま。
※観智院本三宝絵(984)下「阿彌陀経 云〈略〉阿みだ仏の名号を聞持ちて、若一日、若二日、若三日乃至七日一心不乱、臨終の時に心顛倒せずして」
※ロザリオの経(1623)三「ixxinpurãni(イッシンプランニ) Oracio ヲ ツトメン タメニ」 〔阿彌陀経〕

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デジタル大辞泉「一心不乱」の解説

いっしん‐ふらん【一心不乱】

[名・形動]心を一つの事に集中して、他の事に気をとられないこと。また、そのさま。「一心不乱に祈る」「一心不乱に研究する」
[類語]熱心一生懸命一心本気本腰真剣身が入る身を入れるシリアスひたすらいちずひたむき一筋ただただただ専一ひとえに一念一路一散一目散一直線一本槍一点張り一辺倒一意専心営営せっせ遮二無二無二無三がむしゃら脇目も振らずまっしぐらしゃかりきしゃにむに無心粉骨砕身無我夢中熱中夢中直線的専心専念没入没頭没我傾注傾倒猪突猛進ストレート我を忘れるこんを詰める身を砕く心血を注ぐ

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