痴言(読み)チゲン

デジタル大辞泉 「痴言」の意味・読み・例文・類語

ち‐げん【痴言】

深い考えもなしに発するいいかげんな言葉。たわごと。
一時の―」〈福沢福翁百話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「痴言」の意味・読み・例文・類語

おこ‐ごとをこ‥【痴言】

  1. 〘 名詞 〙 ふざけたことば。たわむれごと。冗談。ざれごと。しれごと。
    1. [初出の実例]「『ただかのあえものにしけむ法(のり)の師だに遠くは』とおこごとにのたまひなす」(出典源氏物語(1001‐14頃)常夏)

ち‐げん【痴言・癡言】

  1. 〘 名詞 〙 深い考えもなしに口にするいいかげんなことば。たわごと。
    1. [初出の実例]「卿復た区々の痴言(チゲン)を吐く勿れ」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五六)

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